独学でアロマテラピー検定に合格する!精油製造法だけをまとめました
2018年5月13日は第38回アロマテラピー検定の試験日ですね。
そろそろ試験勉強も本腰を入れている方が多いことでしょう。
アロマテラピー検定は2級と1級があり、いきなり1級を受けてもOKです。
試験は年2回、5月と11月に行われ、出願はネットにて簡単にすることができます。
アロマテラピー検定の詳細はこちら http://www.aromakankyo.or.jp/licences/aroma/
さてこのアロマテラピー検定、4択選択問題で2級も1級も正答率80%で合格となり、9割の受験者が合格します。
簡単そうではありますが、勉強しなければ正答率80%には全く届きませんのでテキストを頑張って覚えることになります。
このページは、隙間時間で勉強できるように小さなひとまとまりだけをまとめてご紹介していきます。
各精油のプロフィールについては以下のページを参考にしてくださいね。
「これだけ覚える!」精油のプロフィールです。
今回は、「精油プロフィールから精油製造法について」
精油製造法の種類
水蒸気蒸留法
植物に水蒸気を吹き込み、熱と水を加えて芳香物質を気化させて精油を得る方法。
同時に芳香蒸留水という芳香成分が微量に溶け込んだ水が取れます。
ローズウォーター・オレンジフラワーウォーター・ラベンダーウォーターがあります。
圧搾法
柑橘類の果皮から精油を得る時に使用されます。
熱を加えずに圧搾し遠心分離する方法を低温圧搾(コールドプレス)といいます。
熱を加えないので自然のままの香りや色がそのまま得られますが、精油自体の劣化は早くなります。
油脂吸着法
古くから行われ現在はほとんど行われていない方法で、油脂が芳香成分を吸着する性質を利用しています。
ポマード(芳香成分が高濃度に吸着した油脂)やアブソリュート(ポマードから取り出した芳香成分)を得ることができます。
揮発性有機溶剤抽出法
油脂吸着法に代わる、有機溶剤を用いて芳香成分を取り出す方法。有機溶剤は後に揮発させて取り除きます。
主にローズやジャスミンなどの花に使われる方法です。
コンクリート:天然のワックス成分と芳香成分が混ざった半固形のもの。
アブソリュート:コンクリートから取り出した芳香成分。有機溶剤が極微量残ることがあるので、精油とは区別されることもある。
レジノイド:同様の方法を樹脂に対して使い、取り出した芳香成分のこと。
超臨界流体抽出法
新しい抽出法で、溶剤として二酸化炭素などの液化ガスを用います。
しかし装置が高価でまだ一般的ではありません。
エキストラクト:この方法で取り出された芳香成分。低温操作で得られるので芳香植物そのものに近い香りを得られる。
精油製造法にて分類した精油
青文字は1級・2級ともに出題され、赤文字は1級のみに出題される精油です。
水蒸気蒸留法
イランイラン(花)
カモミール・ジャーマン(花)
カモミール・ローマン(花)
クラリセージ(花と葉)
サイプレス(枝葉と果実)
サンダルウッド(心材)
ジュニパーベリー(果実)
スイートマージョラム(葉)
ゼラニウム(葉)
ティートリー(葉)
ネロリ(花)
パチュリ(葉)
ブラックペッパー(果実)
フランキンセンス(オリバナム/乳香)(樹脂)
ベチバー(根)
ペパーミント(葉)
ミルラ(マー/没薬)(樹脂)
メリッサ(葉)
ユーカリ(葉)
ラベンダー(花と葉)
レモングラス(葉)
ローズオットー(花)
ローズマリー(葉と花)
圧搾法
オレンジ・スイート(果皮)
グレープフルーツ(果皮)
ベルガモット(果皮)
レモン(果皮)
揮発性有機溶剤抽出法
ジャスミン(花)
ベンゾイン(安息香)(樹脂)
ローズアブソリュート(花)
いかがでしたか?
ぼーっと見つめて何となく頭に残すもよし、読み上げて覚えるもよし、ご自分に合った方法でぜひ使ってくださいね。