カメラを止めるなの著作権侵害問題のその後は?盗作疑惑はどうなった?
2017年に公開され、社会現象を巻き起こした映画「カメラを止めるな!」が2019年3月8日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で放送されます。
通称「カメ止め」と呼ばれたこの映画は、ホラーコメディで国内外で数々の賞を受賞しているのですねぇ。
とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。
本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。
そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!
大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
”37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話。
引用元:映画「カメラを止めるな!」HP
というあらすじなのですが、「…を撮ったヤツらの話」なので、ただのホラーではないのです。
ぜひ2019年3月8日の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」を見てほしいのですが…。
なんとこの映画「カメラを止めるな!」に著作権問題が起こっていたとご存知でしたか?
今回はこの「カメラを止めるな!」著作権問題・盗作疑惑が解決したのかどうかについてお伝えします。
さてこの映画「カメラを止めるな!」ですが、ただのホラーではなくてそのストーリーや設定が素晴らしい、面白い、と賞賛されています。
しかし2018年8月、著作権問題が持ち上がります。
この著作権問題はその後解決したのでしょうか?調べてみました。
映画「カメラを止めるな!」著作権侵害問題のその後
2019年2月27日、公式サイトNEWSにて著作権問題侵害問題が解決した(合意した)文書がアップされました。
該当ページはこちら。
内容としては、クレジットの原作部分に上田監督がインスパイアされたという劇団「PEACE」の「GHOST IN THE BOX!」の和田亮一さん、荒木駿さん、大坪雄太さんの名前を入れるというものです。
このことについて、上田監督は
よかったなと思っております…それ以上は何もいうなと。
(中略)
納得しておりますし、よかったなと思っています。
引用元:https://sirabee.com/2019/02/28/20162022962/
と安堵のコメントを出しています。
映画「カメラを止めるな!」著作権侵害問題について
さて、この映画「カメラを止めるな!」著作権侵害の問題について、ですが。
この映画脚本の原作は誰なのか!
というところが問題になりました。
映画「カメラを止めるな!」は上田監督が劇団「PEACE」の「GHOST IN THE BOX!」を見て着想を得、製作されました。
着想が、どこまで著作権侵害になったのか…というところですね。
劇団「PEACE」の和田亮一さんは「原作は自分ともう一人の人物である」と2018年8月21日発売の週刊誌「FLASH!」にて告発しています。
しかしこの和田さん、映画「カメラを止めるな!」鑑賞時には
これから
「カメラを止めるな!」を見る。
僕が25歳から3年間命をかけてやってた劇団の、その公演の一つに上田監督が刺激され作られたという作品。
多分いろんな感情が生まれると思うんだけど。
大盛況です。
すごい。
うれしい。
楽しみ。#カメ止め #カメラを止めるな— ワダリョウイチ (@Rookey_rw) 2018年7月8日
カメラを止めるな!
めちゃ面白かった。
作り手のみんな、映画が好きなんだなぁと思えた。
あの頃命かけて大好きな仲間と作ってた作品がこんな感じで命を与えられてて、本当にうれしかった。
最高でした。#カメ止め #カメラを止めるな pic.twitter.com/DDL08m7Tzu— ワダリョウイチ (@Rookey_rw) 2018年7月8日
と語っていました。好意的ですよね。この頃2018年7月。
2018年8月と言えば、映画「カメラを止めるな!」が拡大公開された時期です。
その頃から和田さんは原作の主張をしているので、やっぱり勘ぐっちゃう人は多いようですね。
映画「カメラを止めるな!」盗作疑惑について
では上田監督が着想を得たという舞台「GHOST IN THE BOX!」と映画「カメラを止めるな!」はどこが盗作と言われるほど似ているのでしょうか。
原作を主張していた和田さんが最も似ていると思ったのは「構成」だそうです。
前半で劇中劇(映画で言えばゾンビのショートムービーですね)を見せて、後半でその舞台裏を見せて回収するという構成のことをさしています。
さらに、前半で起こるトラブルを役者がアドリブで回避していく様や、舞台が廃墟でかつて人体実験が行われていたという設定、そして映画の名前にもなった「カメラを止めるな!」ですが、これも似たセリフ「カメラは止めない!」が舞台中で使われているそうです。
ここまでくると、盗作なのかな…と思いますが、
しかし裏を返せば類似点はこれのみで、他の登場人物やセリフ、エピソードは異なるので著作権侵害が成立する可能性は低く、かなり慎重に両作品を比較しないと分からない
(東洋経済オンラインより要約)
という意見もあり、簡単に著作権侵害とはならない模様です。
問題のもう一つの原因は、上田監督が劇団側に許可をちゃんと取っていたかということだそうです。
これは上田監督側は「快諾を頂いた」とコメントしていますね。
まとめ
映画「カメラを止めるな!」の著作権侵害問題のその後や盗作疑惑についてお伝えしました。
とにかく和解できたとのことなので、面白いと絶賛されている作品が埋もれなくて良かったですね。
2019年3月8日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて地上波放送されますよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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