海街diary最終回のストーリーと結末を予想してみた!原作あらすじと感想も
2015年に公開され、第39回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞をした是枝裕和監督の「海街diary」。
この度是枝裕和監督の「万引き家族」が第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルム・ドールを受賞しました。
日本の作品がパルム・ドールを受賞するのは今村昌平監督の『うなぎ』以来21年ぶりの快挙です。
その受賞を記念して、2018年6月9日と16日にフジテレビ土曜プレミアムにて是枝裕和監督「海街diary」「そして父になる」が放送されます。
ところで、この「海街diary」の原作は吉田秋生さんの漫画「海街diary」で、『月刊フラワーズ』(小学館)で不定期に連載されています。
これまで8巻が出ていますが、『月刊フラワーズ』8月号にて最終回を迎えることがわかりました。
映画のあらすじは原作にかなり忠実だったようなのですが、四姉妹のその後はどうなるのでしょう?
最終回を予想してみました!
海街diary最終回のストーリーを予想
これまで8巻が大体1年半に1巻のペースで出ている「海街diary」ですが、最新8巻は2017年4月に発売されています。
最初は女性と出ていった父が設けた腹違いの妹と同居することになった三姉妹がその妹と心を通じていく…最低な親がもたらした自分の出自や現状を受け入れて静かに淡々と前向きに生活を送っていくという話でしたね。
中学生だった四女すずが鎌倉にきて、高校進学を迎える時期、四姉妹の周辺ががらりと変わり始めます。
四姉妹それぞれの未来を方向付けるような出来事が起き、自分の未来を選択します。
長女幸
不倫関係にあった小児科医・椎名と別れ、すずの所属する「湘南オクトパス・ジュニア」の監督井上泰之といい感じになっています。
次女佳乃
お互いに嘘を付いて付き合っていた藤井朋晃と別れ、勤め先である信用金庫で外回りを共にするようになった坂下課長に惹かれ、相思相愛になっています。
三女千佳
勤め先のスポーツ店店長浜田三蔵の子供を身ごもります。しかし浜田が一度諦めたエベレスト登頂を再び決意したことから、浜田には妊娠のことを告げず送り出そうとします。
それは相手のことを思いやっているようで傷付けているのだと長女幸から叱られます。妊娠を知った浜田から結婚を申し込まれ、浜田千佳となります。
四女すず
クラスメイトの尾崎風太と付き合っていますが、高校進学にあたり打診されたサッカー特待生としての進学を迷います。それは鎌倉を離れて静岡に行くということで、姉たちと別れることになり、風太とも別れることになるからです。離れても姉ちゃんなんだよ、と励まされ、すずが鎌倉から離れることを一番恐れていた風太からも送り出され、静岡に進学することに決めました。
なんとなく先の見えないくらいトンネルから光を見つけてそちらに歩いて行っているような印象を受けますよね。
海街diary最終回の結末を予想
では最終回はどうなるのか予想してみます!
「海街diary」が、6月28日発売の連載誌「月刊フラワーズ」(小学館)8月号で最終回を迎えるとの事。お話はそんな方向に進んでいましたけどね。でも・・寂しいです。でも「海街diary」は不滅です。そして、でも「しらすトースト」も不滅です。 #海街ダイアリー #しらすトースト
— 鎌倉キネマ堂 (@kinemado1228) 2018年5月28日
海街ダイアリー、みんな急にくっついたし終わらせに行ってたからなー
最終回に期待— えせ (@ese_nd) 2018年5月28日
やはりそう思いますよね。
私も幸せな未来を予想させるような終わり方をするのではないかなと予想します。
すずが中学校を卒業して、進学先の住処を長女幸が整えにきて…すずが高校に通う場面で終わり、のような気がします!
根拠が全くありませんが新しい旅立ちを予想させるような、新年度の明るさ、まばゆさを描いてくれそうな気がします!
原作のあらすじと感想
さて、映画「海街diary」で原作漫画に触れた方も多いと思います。
映画は原作にかなり忠実でして、4巻までの物語が脚本になっていますね。
4巻までは父の不倫により「父を奪われた三姉妹」「三姉妹の父を奪った母の子」という受け入れがたい立場や出自を日々の生活の中で戸惑いながら受け入れ、絆を深めていく四姉妹について描かれています。
その後、お話は四女すずの進学を軸に四姉妹それぞれの恋愛模様が描かれており、それぞれが不倫をしていたり、嘘をついていたり、妊娠したことを相手に伝えられなかったりと、薄幸な恋愛をしている様子が描かれます。
自分はこれでいいのだろうか…と逡巡する四姉妹。少しずつそれぞれが成長していきます。大人になっていきます。
そして、自分の幸せを考え前を向くために不毛な関係には終止符を打ち、心穏やかになれる人と出会ったり、相手を信頼したりして四姉妹は前進していくのです…普通の生活の中で。
生活は淡々としていて、本当にその辺にある物語だと思うのですよね。
でもなぜか涙が出てくる不思議な漫画です。
人の生活は目立ったことがなくてもすごいことがなくても、それだけで他人の心を揺さぶるのだなぁと感じます。
まとめ
海街diaryの原作漫画が最終回を迎えるにあたって、ストーリーと結末を予測してみましたがいかがでしたか?
漫画を読んで映画を見るもよし、映画を見て漫画を読むのもよし、2度楽しめるお話ですね。
漫画のほうはなぜか何回も読んでしまうという人もいました。
四姉妹が同居する話や四姉妹の父や母の身勝手さは、ちょっと突拍子もないように感じるかもしれません。
でも、そういう人って知らないだけで結構いるのですよね。
その人の子供が抱える罪悪感やここにいてはいけない感覚、それを見事に描いた作品だと思いました。
海街diaryの舞台は鎌倉なのはご存知のとおり。美しい景色ばかりのロケ地をまとめてみました。
テレビで放送した「海街diary」を見逃したりしてしまって、どうしても見たい!と思われている方向けの記事です。