平成狸合戦ぽんぽこは子供向けでない理由とは?公開時にクレームはあった?

2019/04/06
 
この記事を書いている人 - WRITER -
扉子
Pocket

2019年4月5日日本テレビ系列「金曜ロードSHOW!」にて

アニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」が放送されます。

何回か地上波でも放送されている、1994年に公開されたジブリのアニメですね。

さてこのアニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」は、一見可愛らしいたぬきの話かなと思うのですが、

大変深いメッセージや難しい描写などがあって子供向けではないかもしれないと言われていますね。

今回はアニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」の子供向けでない理由や

公開時にクレームがあったのか等についてお伝えいたします。

 

スポンサーリンク

 

平成狸合戦ぽんぽこは子供向けではない理由

アニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」が子供向けではないと言う理由のひとつに挙げられるのは

この作業員を結果としてですけれども、死に至らしめるシーンがあるからですね。

アニメとはいえ主人公がやったことで人間が死んでいますし、しかもこの作業員が誰かのお父さんでもおかしくないですよね。

 

 

逆にいうと、扉子の地域では山の中を走る道路が多いのでたぬきってよく車道で死んでるんですね。

それはタヌキが住んでいた山に人間が道路を作って、車でタヌキを殺しているということになります。

その逆バージョンなのかなと大人になった今は考えました。

しかし小さい子供がいきなりそれを見てしまうと、この人のようにトラウマに残ってしまい、大人になってようやく意味がわかってそれから解放されるという事もあり得るかもしれません。

 

また子供向けというには話の内容やナレーションの言い回しが難しく、子供にはすぐに理解できないかもしれないと言うこともありました。

 

例えば、五カ年計画でというセリフがありますが、五カ年計画って言われてすぐわかるちっちゃい子ってどのぐらいいるんですかねって言うことですね。

ですからテーマが深く難しいと言うことと考えてあわせても一概に子供向けとは言いにくいかもしれません。

 

狸たちが開発を阻止する計画を立てるときに、この多摩丘陵がどれほど人間の手によって壊されてきたかと言うことを説明するセリフがあります。

これが割と難しい。

 

高度経済成長に突入した東京の周辺部では、旺盛な住宅需要により

農地や山林の無秩序な開発が進んでいた。

このような虫食い状の乱開発にかわり、居住環境の良い宅地や住宅を大量に供給するために

昭和42年来、東京都は多摩ニュータウン計画を推進。

ナレーションのセリフですが、ちっちゃい子には難しいかもしれないですよね。

でもたぬき年寄りが多いので、割とこういう難しい言い回しをすることが多いのです。

 

平成狸合戦ぽんぽこ公開時に寄せられたクレームはあった?

アニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」が公開された時に寄せられた

クレームを調べてみましたがはっきりとはわかりませんでした。

公開が1994年で24年前なのでまだインターネットが一般的ではなかったから、あまり記録に残っていないのかもしれません。

それでも子供に質問されたら困るセリフとして

冬が去り、梅がほころび恋の季節がやってきた。

だが多くのたぬきはおろく婆の忠告を守り

欲しがりません勝つまではの精神で身を慎み

新たな子供をもうけようとはしなかった。

特に雌たぬきたちは自らの母性本能を抑制し、

志操堅固、雄たぬきたちのやみくもな求愛を退けたのである。

と言う性行為を反映するような表現があるので、24年前はそういうところにうるさい人もいたかもしれませんね。

その1年後、次の恋の季節では、我慢に我慢を重ねて我慢できなくなったたぬきたちがどんどん子供を作る…つまり交尾しまくってしまう、という描写が出てくるのです。

しかもそれで沢山出来た子供たちの食い扶持を…という話につながってくるので、物語の本筋なんですよね。

 

子供が平成狸合戦ぽんぽこの内容を理解しづらい理由

さてアニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」が子供向けではない理由ですけれども、たぬきが大人だからだと考えます。

ですから人間同様たぬきも残酷なところがあって、たぬきのことだけしか考えてなくて、目的のためには手段を選ばずかなりひどいことやグロいことを言うのが、子供が理解するには難しいかもしれません。

しかもラストは人間に勝ってハッピーエンドではなく、たぬきたちは人間に化けて共に暮らしていくことを選ぶのです。

しかも化けられないたぬきは細々と生きるか、多摩丘陵を出ていくか、死出の旅に出るか…

という悲しい選択をするのです。

後味があまり良くないというかそれでいいのかって言う感じはしますよね。

 

でも大人だったらたぬきと言う種族を残すためにそうするだろうなぁと思うんですね。

大人の選択です。

死出の旅は戦時中の集団自決を連想させます。

ですから子供の時に見て全く意味がわからず面白くなかったけれども、大人になってもう一回見直してみたらすごく深くて泣いてしまったと言うツイートがたくさんありました。

子供の時わからなかったものが、大人になってわかる経験をするという意味では子供に見せても良いのかもしれません。

でも受け入れられない子がいるかもしれないので、大人の人がそばで見てあげるのも必要かと思います。

 

まとめ

2019年4月5日、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて放送されるアニメ「平成狸合戦ぽんぽこ」が子供向けではない理由についてお伝えしました。

考え方は人それぞれなのでいろんな意見があるかと思います。

しかしうちの6歳の息子はたぬきが窓に張り付いて事故を起こして作業員が亡くなったシーンは夢に出てくると怖がるかもしれないなぁと思いましたね。

 

いろんな感じ方がありますね。

それだけ考えさせられるアニメだと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

ジブリ好きの人にシェアしてこの情報を届けませんか?

記事が参考になったという方はFBなどで「いいね!」もお願いします!

 

 

スポンサーリンク
この記事を書いている人 - WRITER -
扉子

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。

Copyright© 引き寄せの扉 , 2019 All Rights Reserved.