日日是好日の映画先行上映のネタバレ感想まとめ!原作との違いはある?

2019/01/14
 
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扉子
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2018年10月13日映画「日日是好日」が公開されます。

これは2018年9月に亡くなられた樹木希林さんの遺作となった映画で、樹木希林さんは主人公が通うお茶教室の先生役を演じています。

 

映画「日日是好日」公式サイト

 

主人公がお茶の世界に出会い、その狭いお茶室の中で精神的成長を遂げていく…というぜひ見てみたい作品ですね。

10月6~8日に先行上映が行われ、特に8日はハッピーマンデーと祝日が重なったこともあり満員だった映画館もあったようですね。

私は7日に見てきました。9時50分開始の1回きりの上映でした。

ネタばれも含め、私の「日日是好日」感想をお伝えします。

 

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映画「日日是好日」先行上映を観てきました

席は8割程度埋まっていました。

 

やはり樹木希林さんの遺作となった映画だということもあるのか、年配の方が多かったように思います。

 

私自身は茶道は「堅苦しそうなうえになんで苦いお茶なんだろう」ということで全く興味なし。

友人が興味があったり、茶道部に入っていたりもしたのですが、やはり興味は持てませんでした。

 

そんな私がどうしてこの映画を見に行こうと思ったか、といいますと。

映画「日日是好日」公式サイト

引用元:https://www.cinra.net/news/gallery/145807/0/

 

このポスターの本文右から4行目「驚くべき精神の大冒険」という言葉が気になったのです。

 

驚くべき精神の大冒険ってどういうこと?

 

それが気になったので、茶道の心得など何もありませんが見に行ってきました。

 

映画「日日是好日」感想【ネタバレ有り】

 

結果的には茶道の心得などなくても楽しめる映画でしたよ。

 

主人公である典子を演じる黒木華さんとそのいとこである美智子を演じる多部未華子さんが、お茶の先生武田先生を演じる樹木希林さんの茶道教室に初めて行くところから映画は始まります。

 

そしてまずは袱紗(ふくさ)さばきから教わるので、初心者も「そうなんだ」と自然に入っていけます。

 

樹木希林さん、本当にお茶の先生のようで、袱紗さばきを教えるシーンはずっとやってきた人のようでした。

軽く、それなのにちゃんとしていてなめらかで。語彙力がなくて申し訳ない(笑)

 

お茶を習い始めた二人が翌週、1か月後、2か月後と少しづつ出来るようになっていく様が描かれているので「ああ茶道教室ってこんな感じなんだなぁ」とすでに自分が通っているかのような気持ちになれます(笑)

 

袱紗さばきは手が覚えて自然に出来るようになったらとてもカッコよく見えました。

 

 

☆☆☆☆☆

 

茶道教室に通いながら、典子の人生は進んでいきます。

 

20歳で茶道教室に通い始め、大学卒業後は就職せず出版社にてライターのアルバイト、そのままフリーライターへの道を進みます。

 

物を書きたいという願う典子は、会社員という安定よりも、ライターアルバイトという不安定を取ったのでした。

 

そして長年付き合った彼氏が典子を裏切っていたことを挙式2か月前に知り破談、その1年後にまた恋をする…33歳で一人暮らしを始める…寂しがる父親をいぶかしく思っていたら父親が倒れ、数か月後に亡くなってしまいます。

 

このあたりから、「日日是好日」の意味にもつながる、

当たり前の日常が当たり前にあることに気付けることが幸せであるというテーマに進んで行きます。

 

 

☆☆☆☆☆

 

典子の人生は特別なものではなくて、本当によく聞く女性の人生だと思います。

 

でもそれを超越しなさいという感じではなくて、その一瞬一瞬を感じて生きることをお茶が教えてくれたのだと私は思いました。

 

静かなお茶室で、お湯を汲む時の音と、水を汲む時の音の違いが分かるようになった時、梅雨時のお稽古で先生が「梅雨の雨音だわね」と言った時(確かに秋雨の音とは違う)と気付いた時、典子は

 

”今ここにいて感覚を研ぎ澄ませて感じる”

 

ことを体得します。

 

それは同時に

今ここで生きる

そのものであり

ここにいてもいい

と、自分の居場所がないような気がして居場所を探していた典子に穏やかな自信を与えたのです。

 

今ここを感じて存在すること、これが日日是好日。

今を精いっぱい生きることで、毎日が良き日になっていく。

 

典子は武田先生の次のステップ「教える」を勧められるところ、で映画は終わります。

典子の新しい一歩を感じさせました。

 

確かに「精神の大冒険」だったと思います!

静かに淡々と進んでいくので、そう感じさせませんでしたが居場所がないと思っていた典子が最後は凛とした女性になっていましたもの。

 

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映画「日日是好日」原作との違いはある?

恥ずかしながら原作をまだ読んでいないので違いはありません!とも言い切れません。

 

しかし、目次や内容説明から判断すると大きな違いはないと考えられました。

引用元:https://nichinichi-jcul.jp/plan/1007-02/

 

この瀧の掛軸と典子が出版社を受ける前日に見た達磨の掛軸は原作と同じものでしたよ。

 

まとめ

映画「日日是好日」の先行上映を見てきたので感想をお伝えしました。

 

一期一会の思いをもって日々を生きれば日日是好日となる…そんな感じかな、と思いました。

そこにいるだけで、そこで生きているだけで、凛となれることを教えてくれた映画でした。

 

映画「日日是好日」本公開は2018年10月13日~ですよ!

 

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