日日是好日(映画)の茶道教室の流派は表千家?それとも裏千家?
2018年10月13日から映画「日日是好日」が公開されていますね。
これは2018年9月に亡くなられた樹木希林さんの遺作となった映画で、樹木希林さんは主人公が通うお茶教室の先生役を演じています。
主人公がお茶の世界に出会い、その狭いお茶室の中で精神的成長を遂げていく…というぜひ見てみたい作品ですね。
先行上映を見てきましたが、淡々と描かれていく主人公の人生とそれにそっと寄り添うお茶の世界と武田先生の関係性が安心感を与えてくれました。
さて、余談ですが茶道というと「表千家」「裏千家」とありますよね。
そうらしい、とは思っても何が違うのかちょっと気になりませんか?
今回はその「表千家」「裏千家」の違いについて調べてみました。
映画「日日是好日」で茶道教室の流派は表千家と裏千家どちら?
山下美月がこの映画出るんですけどね
この映画がっつり表千家なんで是非見て欲しいって茶道の先生が言ってた映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)公式サイト 2018年公開 https://t.co/nAOrgBp9IY
— もりぞー⊿なな (@nanase_respect) 2018年8月11日
ということで、映画「日日是好日」の武田先生は表千家なのですね。
もうすぐ、このセットともお別れします。いいシーンをいっぱい撮らせてもらいました! #日日是好日 pic.twitter.com/eOpywHxcIa
— 映画『日日是好日』 (@nichinichimovie) 2017年12月20日
看板に「表千家茶道教室」と書いてありますね。
「表千家」と「裏千家」の違い
成り立ちの違い
さて、表千家と裏千家の違いですが、そもそもは利休のひ孫が立ち上げた流派であります。
もうひとつ、武者小路千家があって、この3つをもって「三千家」といい、茶道の3代表のような立ち位置になっているようです。
表千家は本家筋のひ孫が、裏千家は分家筋のひ孫が立ち上げ、表千家の茶室「不審庵」の裏手に裏千家の茶室「今日庵」があったのでそれぞれ「表千家」「裏千家」と呼ばれるようになりました。
流派、というとイコール対立争いというイメージがあったのですが、そんなに近くに茶室を構えるなんて意外でした。
利休は切腹を命じられていますから、仲たがいしている場合ではなくて利休の茶道を守らないとという気持ちがあったのかもしれませんね。
作法の違い
作法でも少しづつ異なるようで、
表千家
流れるような袱紗さばき
点てたお茶には三日月上に泡のない部分ができる
裏千家
メリハリの利いた袱紗さばき
点てたお茶は表面全体に泡ができている
というように、細かいところが違いますがおおまかな流れは同じだそうです。
そして、お茶会は流儀が異なる人たちが参加するのでお点前を見ているとその人の流儀がわかるそうですよ。
まとめ
「日日是好日」
移り変わる四季と年月を重ねての自我の成長記。茶道を通じての自問自答は皆に当てはまるストレスを解消してくれる。静かな時間の流れ、自然体で受け入れる懐の暖かさが溢れていて、樹木希林そのものの姿が映画として生きているのは言わずとも伝わる。”道”をどのように歩むかを問う。 pic.twitter.com/nwfDHvZQ9X— man・ますだ (@M6358738810) 2018年10月14日
先日行った舞台挨拶付の映画 日日是好日 笑いあり涙ありでとても良い映画。黒木華ちゃんは田部ちゃんや鶴田真由さんに褒められて照れまくってて可愛かった。樹木さんがいなくて残念😢映画の中の樹木さんの役は生徒さん達にそっと寄り添っててとてもあたたかい存在。樹木さん自身もそうだったんだろうな pic.twitter.com/PW1ting3Jm
— an (@naco921) 2018年10月14日
「#日日是好日」
自然と茶室へ通う主人公と共にいつしか我々も茶道の世界へ魅せらていく。
携わる者の所作、庭の草木、茶室の日差し、雨音のしらべ・・すべてが繊細で美しくそして尊い、移ろう時の流れや人の儚さの傍らにいつも変わらずに「お茶」はある#樹木希林 の終盤の台詞に目頭を押さえた😭 pic.twitter.com/0VVTPl3bAv— 舞台挨拶が好きなのよ。 (@5vVbQ5oMwtTXfpm) 2018年10月14日
映画「日日是好日」のネット上の感想は、「静かな感動」という感じでまさに「日日是好日」の心は伝わったんだなと感じました。
映画「日日是好日」をみて、自分の周りにあるなんでもない幸せに気付くのもいいかもしれませんね。
ただの茶道の映画ではないと思いました。
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