ママ友はやっぱり無理でもうやめたい!波風立てずにやめる方法とは?
ママ友、と聞いてどんなイメージを持ちますか?
あまりポジティブなイメージは浸透していませんよね。
面倒くさい、無理、うざい、やめたい、でもやめられない、マウンティング…などなど、これでもかというほどネガティブなイメージが付いています。当然、一旦ママ友になった、もしくはママ友グループに入ったけどやめたい、という悩みもありますよね。
でもやめられない。
それに対して「いつまでママ友やってるの?暇なの?」というような上から目線の意見もあります。
そりゃあ人との縁をビシバシ切れるような人ならママ友なんぞ最初から作らないんでしょうし、付き合う価値がないと思えばさっさとやめることもできるでしょうね。
しかし、「ママ友やめたい」と思っている人はビシバシママ友を切ってもおそらくモヤモヤは晴れないのだと考えます。その理由を考察すると共に、そのような人がママ友を波風立てずにやめることのできる方法をお伝えします。
ママ友ってそもそも何?
子供を縁に始まる友人関係…ママ『友』がついていますからそう考えがちですが、本当にそうでしょうか。
ママ『知り合い』程度の関係に『友』を使うと、関係性は薄いのに気遣いは「友人並み」という矛盾した関係性になってしまいます。
心は許せないけど共通の話題があるので時間は潰せるけど何故か疲れる。というよくわからない関係は、ここに起因しています。
とは言え、子供が縁で本当に友人になる関係もあるとは思います。
しかし子供が園や学校を卒業したら、もしくはクラス替えで離れたら疎遠になるような関係は『友』ではないですよね。ですから、まずは「ママ友とはそもそもライトな関係である」と認識し直してください。
ママ友って作らないといけないと思っていませんか
保育園始まって1ヶ月。
ママ友0ですけど何か?って人
ハイ挙手!!ハイ????!!!
— ささR???育垢 (@sasasadays) 2018年5月16日
このような自虐ネタよく見ますが、私自身は子供が保育園に入園してから3年以上ママ友が出来ませんでした(笑)
幼稚園だったら出来るかというとやはり人によりますし、ママ友以外に職場や別の場所で友人がいるなら、ママ友が出来ないことをあまり気に病まないと考えます。
ママ友という言葉があるから、ママ友を作らなければならない、そんな強迫観念すらあるのではないでしょうか。これは、ママ友に限らず、「友人が出来ない」という悩みは学校でも職場でも何かの集団でも出てくる悩みですよね。
と考えると、ママ友がどうこう、というよりは「一人でいるのが不安」という気持ちが根底にあります。
誰かといると安心できるような気がする、という考えがあるから、
・ママ友を早く作ろうと思う
・ママ友が出来ないことを恥じる、自虐する
・仲の良さそうなママ友を見ると面白くない
・ママ友なんか要らないと見下す
というようなフラットではない偏った状態になってしまうのですね。
だからといって、「一人でいるのが不安」という考えを捨てればいいのか!と思えばいいんでしょうが、そもそも人間は一人でいるのは不安な生き物です。
大昔は一人で生きられなかったからです。
ですからその不安は無理に見ないふりをするのではなくて、「そうだよなぁ誰かとしゃべりたいよなぁ」くらいの軽い感覚で受け入れてあげてくださいね。
ママ友で疲れる人は「いい人」
ではなぜやめたいと思うほどにママ友で疲れる人がいるのか、ということですが、これもママ友に限りませんが、基本的には「いい人」だからです。
この「いい人」っていうのは他人に対して「いい人」なんですね。
自分には塩対応のことが多いです。つまり自分は我慢していることが多い。我慢していたら疲れてきますよね。当然です。
ただし、このママ友で疲れる人はちょっと勘違いをしています。
「いい人」が行き過ぎると本当の自分で付き合えなくなり疲れます
ママ友で疲れる「いい人」の勘違いとは…『本当の自分を出すと嫌われる』と思い込んでいることです。
本音と建前を自分でも無意識に使い分けてしまっていて、自分でも「本音の自分」にアクセスできなくなっているくらいの人もいます。
そういう人は「建前の自分」が本当の自分だと思っているので、自分としては無理なく付き合っていると思うのに
・なぜかモヤモヤが消えない
・心から楽しいと思えない
・いつも切られることを考えてビクビクしてしまう
とママ友付き合いでリラックスできないので疲れてきてしまうのです。そして、やめたいと思うのですよね。原因はママ友じゃなくて自分にあるんです。
ですから、ママ友付き合い「だけ」で悩んでいる人はあまりいないのではないでしょうか?
ママ友続けてもやめても◯◯を気にしていると苦しいのは変わりません
「建前の自分」というのは、他人の目を気にして、他人の言うことを自分の行動基準にしている状態の自分ですね。
もちろん、皆多かれ少なかれあります。それが悪いと言っているのではありません。何事もバランスが大事で本音の自分もいて建前の自分もいて、どちらも掌握できていればそれでいいのです。
しかし、疲れてきたりしんどくなってしまったりするのならそのバランスが崩れているからもとに戻しましょうということです。
建前の自分ほぼ100%でママ友付き合いをしてしんどくなってしまった人が、単純にママ友をやめたからといって即楽にはなれません。ママ友をやめた自分が後ろめたくなるからです。
これも結局「人付き合いの悪い自分」を他人はどう思うのだろう、という「他人の目を気にする気持ち」が後ろめたさを感じさせるのです。
このような時はいきなりママ友を切ってしまうのではなくて、「自分がしんどいと思う部分」をちょっと考えてそこから距離を取っていきましょう。何事も一気にやらなくてもよいのです。出来るところから一歩一歩行動することが大事です。
ママ友の何が嫌なんでしょうか
ではやめたいと思うママ友の何が嫌なのか考えてみてください。
いつ終わるかわからないランチ?
子供は仲良くないのに子供連れで会わないといけないこと?
全然価値観が違うのに合わせながら話をすること?
愚痴や悪口が多いこと?
具体的に出してほしいのですが、結局は「他人に合わせることで自分が振り回されていること」だと思います。「いい人」「建前の自分」だけで他人と付き合うことはそうなるんですよね。
自分の思うように振る舞えないということは、慣れている人は気付きませんがとてもストレスの掛かることです。
ママ友をやめることに後ろめたさを持たないこと
先述しましたが、ママ友をやめることに後ろめたさを持ってしまい、なかなかやめられない人もいますね。それでズルズル付き合い続ける…それでもいいと思います。
でも自分がしんどくて、何かを変えて楽になりたい思うなら、まずはママ友を自分の中で格下げしましょう。ママ友からママ知り合いに。
このとき、後ろめたさがあると思いますがそれはちょっとわきにおいておきましょう。
ただの知り合いならそんな頻度で会いますか?ただの知り合いなら会ったら普通に世間話出来ますよね。ただの知り合いなら誘われて断るのもなんとも思いませんよね。
できそうにない、と思ったらイメトレしてみましょう。この人がただの知り合いなら、どう付き合うだろうか…?
ママ友をやめる具体的な方法とは
ママ友を波風立てずにやめる具体的な方法は、「接触頻度を落としていく」ことです。
心に繋がりがあまりない関係ならそれだけで離れていけます。連絡が来なくなったら寂しく感じることもあるでしょうが、それまでの関係だったということなのですね。
誘いを断る理由としては
仕事を始めるもしくは仕事が忙しいことにする
夫・子供を理由にする
実家・義実家を理由にする
という他人があまり突っ込んで聞くことができないことを使うと良いですね。
それと同時に、もしもこれまでSNSの返信や反応を即時していたのなら、少しずつ反応するまでの時間を長くしていきましょう。
少しずつ自分の影を薄くするイメージです。しかし、実際会った時はあっけらかんと接しましょう。挨拶をしっかりして、必要そうなら世間話もしましょう。
ママ友をやめることに罪悪感を持つ必要はありません。その人との縁を切ったわけではないのですからね。
まとめ
結婚って、ただ好きな人と一緒に生活するだけの事じゃなくてさ、家事労働の技術とか、家計全般に関する経営技術とか、ご近所、ママ友及び親戚関係への対処技術とか、姑の心理をよみとる力とか、子供を育てる忍耐力とか、ストレス耐性、笑いのセンスなどなどいろんな技術が必要だよなぁ。
— ブラピ (@Bradley__Pitt__) 2018年5月10日
こんなツイートを見つけてゾッとしてしまったのですが(笑)
そんなハイスペック求められても!と思いましたが、意外に妻が自分から「こんな嫁妻母でないと!」と背負ってしまっているケースも沢山ありそうだなと感じましたね。
結婚って、ただ好きな人と一緒に生活するだけのことだと思うし、そこを維持したいと思うから色んなことが出来るようになったりするんじゃないですかねぇ。
色んな事ができるようにならないといけない、って話じゃないと思うんですが、「苦労しないと幸せになれない」思考だとこのツイートに書いてある「技術」を一生懸命獲得しようとして疲れてしまうのでしょう。
ママ友付き合いも同様で、「ママであり友達である」ことを完璧にこなそうとすると早々に無理が出てくると思いますから、程よい距離間で付き合ってくださいね。