メガドライブ復刻版が延期になった理由は?収録タイトルに変更はある?
※メガドライブ復刻版の発売日が2019年に延期になりました。
延期の理由などについて追記しています。
産経ニュースによると、セガゲームスが家庭用ゲーム機市場へ再度参入する考えがあるそうです。
検討されている機種はかの名機『メガドライブ』ですよ。
しかし、セガはゲームハードから撤退してからかなり経過していることから、生産体制や修理をどうするかなど不安な点もありますね。
本当に日本でメガドライブが復刻販売される可能性があるのか。
また、復刻する場合の発売日の予想もしてみました。
メガドライブ復刻版が発売延期になった理由
公式サイトにはただ一言
本製品の発売時期を「2019年」に変更いたしました。(2018年9月19日(水)10:00更新)
とあるだけです。
2018年中には必ず出るとばかり思っていましたが、残念ながら延期になってしまいました。
延期の理由について、公式のTwitterでは
【お知らせ】セガフェス 2018で発表した「メガドライブ ミニ(仮称)」の発売を2019年に変更いたします。本年発売に向けて開発を行っておりましたが、特に海外のお客様からの反響が大きく、改めて北米は“GENESIS”、欧州は欧州版”Mega Drive”を再現したモデルを準備し、全世界で同時期に発売予定です。
— セガ公式アカウント (@SEGA_OFFICIAL) 2018年9月19日
また、よりセガファンの皆様に満足いただけるクオリティを達成すべく、メガドライブのオリジナルメンバーを中心に設計を見直し、ソフト開発も実績のある国内デベロッパーと協力して進める体制をとりました。ファンの皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ありません。今しばらく期待をもってお待ちください。
— セガ公式アカウント (@SEGA_OFFICIAL) 2018年9月19日
と発表しています。
設計を見直し…とあるので下手をすると一からやり直すのでしょうか。
ユーザーの反響を見て、満足できるものをというセガの心意気なのかもしれませんね。
この辺りがいかにもセガらしいと言えばセガらしいと感じました。
メガドライブ復刻版収録タイトルに変更はある?
一方、任天堂のゲームハードNintendo Switchでは「SEGA AGES」として過去のセガの名作が配信中です。
こちらソニックシリーズを始め、サンダーフォースやファンタシースター、アウトランなどタイトルはまだ少ないのですが、有名タイトルが徐々に増えてきていますね。
メガドライブ復刻版を買うような人は、既にSwitchを持っている人も多いのではと想像します。
メガドライブ復刻版に収録するゲームタイトルとSEGA AGESのタイトルを敢えて重複させるのか、または被らないようにするのか。
超有名タイトルについては重複は仕方ないと思いますが、メガドライブにはマニアックだけど楽しいゲームもたくさんありますので、うまく棲み分けをして欲しいところですね。
メガドライブ復刻の可能性
「そもそもメガドライブってなに?」と思う人もいるかも知れませんね。
また”復刻版”と言われていますが、実際はどうやら台湾で委託生産されているメガドライブの海外向け復刻版『セガジェネシスフラッシュバック』のことでした。
この『セガジェネシスフラッシュバック』の輸入・販売を検討していますよ、というのが今回のニュースです。
このニュースについてtwitter上でも様々な意見が飛び交ってますね。
#メガドライブ#セガ
トレンドに上がっていたけど
海外で販売されているのを
輸入することらしいけど
調べてみたら当然全て英語版だし
何か同梱のコントローラーに
難がありそうなので日本向けに
ソフトも変更して出して欲しい!
セガさん日本用に仕様変更
してくれたら買うので
お願いしますよ!!— ノリ (@o5kjH8uG8NGe2xK) 2018年4月8日
『セガ ゲーム機市場へ再参入へ』
え、本当に!?
マジっすか!?
もうエイプリルフールは終わりましたよ?メガドライブ復刻版も検討だと…
僕のようなセガっ子のおじさん、大歓喜じゃないか( ☆∀☆)#セガ #メガドライブ #生きているうちにこんな日が再び来ようとは… pic.twitter.com/RmXCbxkAYb
— PAO(ぱお)ゲーム@堀之内店 (@PAO_game_hori) 2018年4月8日
色々憶測が飛び交い、肯定的な意見も否定的な意見もあるけれど、僕は単純にライセンス品じゃなくて、セガさんからゲーム機を出してくれることが何より嬉しいんです
何を言われようが応援してるよ!
(´・ω・`)#メガドライブ— サターンbot/SEGASATURNbot/SEGA Saturno bot/土星機械人 (@SEGA_SATURNbot) 2018年4月8日
#メガドライブ 復活?という話題にビックリですが 実際には海外で売ってる復刻版の輸入販売を検討、という話らしいですね
ソフトも内蔵されているという事ですが 欲しいタイトルは大体持ってるしなぁ pic.twitter.com/Jhc1tLxxGH— TAKA02 (@naru_takky) 2018年4月8日
>ジェネシス フラッシュバック
肝心のデキがうーん…のようですね
元がこれだと国内仕様も推して知るべし・・・?
本家の看板で出すのであれば、ファンをガッカリさせないで欲しいです
いや、それも含めて“らしい”と言うべきか…#メガドライブ— 16BIT_GUY (@16bit_guy) 2018年4月9日
個人的にはどうせ出すならしっかりと日本のゲームファンのニーズに合わせた物を出していただきたいです。
ところで『メガドライブ』とはどんなゲーム機だったのでしょうか。
また輸入販売が検討されているという『セガジェネシスフラッシュバック』とはどんなゲーム機なのでしょうか。
メガドライブって?
メガドライブは1988年10月29日に当時のセガ・エンタープライゼスが発売した16ビットの家庭用ゲーム機です。販売価格は21000円。
任天堂のスーパーファミコンやNECのPCエンジンが同世代のゲーム機でした。
以下、ざっくりとスペック
メインCPU:MC68000
サブCPU:Z80A
RAM:メインメモリ(68000用) 64KB
サブメモリ(Z80用) 8KB
VRAM デュアルポートDRAM 32KB×2
VDP(315-5313):ヤマハ製カスタムチップ 同時発色数 512色中64色
スプライト:最大80個/1画面
内蔵音源:FM音源6ch(ヤマハ製YM2612 ステレオ)+PSG3ch+ノイズ1ch
(参考:wiki)
セガが出したハードの中で(海外を含めて)一番売れたコンシューマーゲーム機でした。
日本国内の販売台数の累計は318万台。
スーパファミコンの1714万台、PCエンジンの584万台に比べると国内では伸び悩みましたが、良質なゲームがたくさん出ていました。
セガジェネシスフラッシュバックとは
『セガジェネシスフラッシュバック』は2017年9月に海外で発売されました。
同時に、小型廉価版の「Classic Game Console」、2.8インチの液晶ディスプレイ搭載の「Ultimate Portable Game Player」も販売されていますね。
セガジェネシスフラッシュバックの特徴は以下の通り
・85本のゲームを収録
・ジェネシスやメガドライブのゲームソフトが使える
・リアルタイムセーブや巻き戻し機能を搭載
・無線式(2.4GHz)のコントローラーが付属
・HDMI出力(720p)が可能
こうして特徴をあげてみると無線式コントローラーやリアルタイムセーブなど、今時のゲーム機といった感じですね。
但し、Amazonでの購入ユーザーの評価は高くないようです。
→『セガジェネシスフラッシュバック』(並行輸入品)が気になった方はこちら(Amazon)
折角の復刻も、メニューを日本語に変えただけなどの形であれば、購入意欲は湧きませんね。
どんなゲームが遊べるのか
『セガジェネシスフラッシュバック』にはなんと85本のゲームが内蔵されています。
また、ジェネシスのゲームカートリッジを挿して遊べるようにもなっています。
収録ゲームは以下のとおり。
ジェネシス45タイトル
※ジェネシスは日本でいうところのメガドライブに当たります。
アレックスキッド 天空魔城
エイリアンストーム
獣王記
アローフラッシュ
ボナンザブラザーズ
コラムス
コラムスIII
コミックスゾーン
クラックダウン
まじかるハットのぶっとびターボ!大冒険
ぷよぷよ
Cyber Police ESWAT
エターナルチャンピオンズ
死の迷宮
フリッキー
ゲイングランド
ゴールデンアックス
ゴールデンアックスII
ゴールデンアックスIII
ジュエルマスター
カメレオンキッド
モータルコンバット
モータルコンバットII
モータルコンバット3
ファンタシースターII 還らざる時の終わりに
時の継承者 ファンタシースターIII
ファンタシースター 千年紀の終りに
リスター・ザ・シューティングスター
シャドー・ダンサー
シャイニング・フォース 神々の遺産
シャイニング・フォースII 古えの封印
シャイニング&ザ・ダクネス
ザ・スーパー忍II
ソニック&ナックルズ
ソニック・スピンボール
ソニック・ザ・ヘッジホッグ
ソニック・ザ・ヘッジホッグ2
スーパーサンダーブレード
ヴァーミリオン
ジ・ウーズ
日本未発売タイトル
Chakan:The Forever Man
Sonic 3D Blast
Vectorman
Vectorman 2
Virtua Figter 2
マスターシステム13タイトル
※マスターシステムは日本でいうところのセガ・マークIIIに当たります。
あんみつ姫
アレックスキッドのミラクルワールド
アレックスキッド ザ・ロストスターズ
アストロウォリアー
ファンタジーゾーン
オパオパ
剣聖伝
魔界列伝
ファンタシースター
忍者プリンセス1メガ版 忍者
日本未発売タイトル
Assault City
Psycho Fox
Snail Maze
ゲームギア8タイトル
ばくばくアニマル 世界飼育係選手権
シャダム・クルセイダー 遙かなる王国
ドラゴンクリスタル ツラニの迷宮
ソニック&テイルス
ソニック ドリフト2
ソニック&テイルス2
スーパーコラムス
テイルスアドベンチャー
Bonus Games 19タイトル
※アマチュアが作成した同人タイトルのようです
Adventure in the Park
Air Hockey
Bomber
Bubbles Master
Cannon
Checker
Cross the rord
Curling 2010
Fight or Lose
Hexagonos
Jack’s Pea
Jewel Magic
Memory
Mr.Balls
Naval Power
Plumbling Contest
Snake
Spider
Wall-Breaking
収録ゲームの予想
日本向けに収録タイトルはブラッシュアップしてくるはず。ていうかして欲しい。
はっきりいってBonus Gamesは必要ないです。どこかで見たようなゲームのクローンばかりで、この程度のゲームならスマホのゲームの方がよほど楽しいですからね。
ソニックシリーズやコラムス、獣王記といったメガドライブを代表するゲームは絶対に入っているでしょうね。シャイニングシリーズも是非入れてほしいですね。シューティングが少ないかも?サンダーフォースやダライアスなどが入ってたら予約して買いたいレベル。
メガドライブ復刻版の発売日は?
発売日は2019年に延期になりました。残念。
メガドライブ復刻版の発売日を予想するにあたって、歴代のセガハードの発売日を調べてみました。
SG-1000:1983年7月15日(金)
SG-3000:1983年7月15日(金)
SG-1000II:1984年7月
セガ・マークIII:1985年10月20日(日)
セガ・マスターシステム:1987年10月18日(日)
メガドライブ:1988年10月29日(土)
ゲームギア:1990年10月6日(土)
メガCD:1991年12月12日(木)
セガサターン:1994年11月22日(火)※祝前日
スーパー32X:1994年12月3日(土)
ドリームキャスト:1998年11月27日(金)
7月と10月11月12月で、ボーナス月周りが多い感じですかね。
曜日は休日か休前日が多いようです。
ソフト面のみの変更(メニューが日本語になるなど)であればそこまで時間が掛かるとは思えません。
従って想像以上に早い時期に出してくることも考えられます。
他のメーカーのゲームハードの動向も考慮しなければなりませんが、話題が新鮮な内に出すなら今年の7月か10月と予想。
ゲーム機市場に再参入と考えると、セガが初めて出した家庭用ゲーム機のSG-1000、その発売月に合わせて7月15日(日)。
またはメガドライブの復刻ということでその発売月の月末10月27日(土)、でどうでしょうか?
もし、日本市場向けにハードごとガッツリとイジってくるなら、保守部門や生産体制などの再構築も含め今年中は難しそうですね。
となると来年以降でしょうね。個人的にはこっちの方が嬉しいのですが。
あ、外れても石は投げないでくださいね(笑)
値段はどうなる?
『セガジェネシスフラッシュバック』(並行輸入品)なら現在Amazonで購入できるようになっています。
しかし、輸入品なのでメニュー等全て英語ですし、値段も1万円オーバーです。
→『セガジェネシスフラッシュバック』(並行輸入品)が気になった方はこちら(Amazon)
セガのゲームが好きな方や、レトロゲームファンの方、「セガのゲームは世界いちぃぃぃ!」と人混みの中で叫べるような方にしかお勧めできないかも。
「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」の定価が1万円以下で購入できると考えると、広く市場に訴求するには収録タイトルや値段はもう少し考えてほしいですね。
クラシックミニのようなコンパクトな形で、収録タイトルを日本向けに厳選して、1万円以下なら個人的には超欲しいです(笑)
「クラシックミニ スーパーファミコン」の定価が7980円(税別)であることを考えると、近い値段に落とし込んでくるのではないでしょうか。
まとめ
日本でのメガドライブ復刻販売について調べてみましたが、いかがだったでしょうか。
「クラシックミニ スーパーファミコン」や「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」が発売からしばらく品薄状態だったのは記憶に新しいですね。
「クラシックミニ ファミリーコンピュータ」は追加販売が決まっていない為、未だにAmazonでは新品で10000円以上の値段が付いています。
セガがメガドライブの復刻版をどのような形で世に送り出してくるか、一ゲームファンとして非常に気になっています。
「セガジェネシスフラッシュバック」そのままを日本で出すのではなく、日本のゲームファンを驚かせるような復刻を期待したいと思います。