弱い自分は許せない?自分の弱さを受け入れると上手く行き始める仕組みとは
物事が上手く行っている時は強くて自信がある自分が全面に現れて気持ちのいいものです。
しかし、ちょっとトラブルがあったり、思ったよりも上手くいかないなと感じたりすることが増えてきた時、弱い自分が顔を出します。
こんなの無理だよ、出来るわけがないよ。苦しいよ、やめようよ。
そう弱い自分はつぶやきます。
こんな弱い自分が出てきた時、どうしていますか?
「こんなこと思っていては出来ることも出来ない!黙ってて!」と抑え込んだりないがしろにしたりしていますか?
実は、弱い自分が出てきた時は自分の器を大きくしてさらに飛躍するチャンスなのです。
どういうことなのか不思議ですよね。
そこで今回は弱い自分を許せない方に、弱い自分を受け入れて飛躍する方法についてお伝えします。
弱い自分を「ダメなもので許せない」として排除していませんか
あなたは弱い自分にどのようなイメージを持っていますか?
・許せない
・ダメなもの
・足を引っ張るもの
・変えたいもの
このようなネガティブなイメージを持っているかもしれませんね。
どんな状況でも自信たっぷり、テキパキと冷静に完璧に対応できてなおかつ自分を見失わない人でありたいと思っているかもしれません。
そう思っていると、それに合致しない弱い自分は許せないと思ってしまいます。
弱い自分を変えたいとすら思ってしまいます。
しかし、弱い自分も自分の一部分なのです。消すことは出来ません。
弱い自分を排除すると起こる現象とは
弱い自分を許せないと排除すると、押し込められた弱い自分は自分に存在を認めてほしくて弱い自分が出てくるような現実を引き寄せてきます。
例えば、さらに弱音を吐きたいと思うような厳しい状況、叱咤される、自分の頑張りを全く認めてもらえない、完璧に出来る人と比較されるようなことが起きます。
これは、「本当は自分にも弱いところがあるのだから認めて」と弱い自分が言っているのです。
あなたは弱い自分を何回も目のあたりにすることになります。
これはあなたが弱い自分を許して認めるまで続きます。
この状況をずっと続けたいと思いますか?
弱い自分が出てきた時のポジティブになれる対処法
では弱い自分が出てきた時にどうすればよいのかということですが、「許して受け入れる」ことがポジティブになれる方法です。
具体的には、自分の吐きたい弱音を口に出しても良いと自分を許すことですね。
誰かに聞いてもらわなくても構いません。
独り言で十分効果がありますが、弱音を吐いている時はその気持ちにしっかり寄り添い、ツッコミを入れないことです。
「うまくいくと思えない」と言われたら、「そうよね、そう思っても無理ないよね」というようにただ寄り添い続けて、弱音が出てこなくなるまでやってみましょう。
弱い自分に寄り添い切ると、だんだんと前向きな気持ちが湧いてきますよ。
この前向きな気持ちが湧いてくることが、弱い自分を受け入れられた証拠なのです。
弱い自分を受け入れるだけの器がある人は、強いのです
弱い自分を許せない理由の一つに「弱い自分を許したら自分が堕落してしまう気がする」というものがありますね。
甘やかしてはいかん、という考え方です。
自分が堕落してしまうかもというのは恐怖ですから、なかなか弱い自分を許し認めることが出来ません。
しかし、懐の広い人を想像してみてください。
人間の弱いところ、ズルいところ、汚いところ、そういうネガティブな部分を全部「いいよ、大丈夫だよ」と受け入れて、なおかつ自分の芯がしっかりありますよね。
これが、弱い自分を受け入れると達することの出来る境地なのです。
弱い自分を受け入れても、弱い自分に呑まれるわけではありませんよ。
弱い自分を受け入れると起こる現象とは
弱い自分の弱音を受け入れると、弱い自分は受け入れられたことに安心します。
あなたの中にいていいと許されたと感じ、敢えて自分の存在をあなたにアピールすることがなくなります。
ですから、弱い自分は消えたわけではありませんが表立って目立たなくなるので弱い自分をあまり感じなくなるかもしれませんね。
また、弱い自分を隠したいあまりに敢えて演じていた強い自分が必要なくなるので、リラックスした自然体の自分で行動できるようになります。
人が能力を十分に発揮できるのはリラックスした自然体の状態ですから、仕事や学業が楽に上手くいき始めますよ。
弱い自分を許せなかった自分と、弱い自分を許して受け入れた自分とではどちらが楽で、そして物事がスムーズに進むかを是非比較してみてください。
まとめ
弱い自分が許せない方が弱い自分を受け入れてさらなる飛躍を遂げる方法についてお伝えしましたがいかがでしたか?
弱い自分に限らず、ネガティブな自分はいてほしくないと思いますよね。
でも、ネガティブな自分も自分の一部分ですから排除することなく受け入れてあげましょう。
自分のネガティブな自分を受け入れられるようになると、他人のネガティブな部分も受け入れられるようになります。
それは、他人のネガティブな部分を見て感情が揺さぶられることが減り、そのネガティブな状態を攻撃することなく必要に応じたアドバイスが出来るようになります。
弱い自分を受け入れることは、人間関係をも良くする方法なのですね。
自分に厳しい人は他人に厳しい傾向もあります。
弱い自分を許し受け入れて人間としての器を大きくして、飛躍してくださいね。