クラス替えで子供が仲良しの子と離れた!子供の人間関係が心配になったら
新年度が近づいてきましたね。
子供のクラス替えに気を揉んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。
スムーズに新年度を迎えてほしいという思いが強すぎると、子供と仲のいい子がクラス替えで離れた時に途端に不安になってきてしまいます。
不安という感情は何も対処をしないとどんどん大きくなってきて、何を見ても聞いても不安にしか結び付けられなくなってしまいます。
新年度のクラス替えで子供と仲のいい子と離れた時の不安をどう対処すればいいのか不思議に思いますよね。
そこで今回は、子供の心配事についての不安の対処法を、クラス替えで仲のいい子と離れた場合を例にとってお伝えします。
子供のクラス替えで仲のいい子と離れてしまったら
クラス替えの発表を見た瞬間、「うちの子と仲のいい子がいない!」とわかった時は絶望感や不安を感じますよね。
親自身が友達や知り合いを作ることに苦手意識があったり、大変なことだと思っていたりすると余計にそう感じてしまいます。
子供が小さいと人間関係の作り方もまだ未熟だと親は思っていますから、やっぱり「大丈夫なのだろうか」と心配になりますよね。
ここで大事なのは自分のネガティブ感情、そしてもしも子供が感じているのなら、子供のネガティブ感情に寄り添うこと。
以下、順を追って説明しますね。
まずは子供は置いといて自分の不安な気持ちに寄り添いましょう
子供のことなので、まず子供のケアをしないといけないと思いがちですが、最初に親である自分が落ち着くことが最優先です。
親が不安な気持ちを持ったままだとどんな言葉を伝えても子供に不安が伝播します。
クラス替えで子供と仲のいい子が離れた時に親が不安を感じたのなら、親が自分で自分の不安に寄り添ってください。
「◯◯ちゃんも××ちゃんもうちの子と離れちゃった!
一緒だったら良かったのに!
うちの子友達できるのかしら。不安だわ、大丈夫かしら!?
不安だわ、心配だわ…」
と自分の今の気持ちを書き出したり声に出したりしてください。
ここでこの思いにもうひとりの自分が寄り添います。
「そうね、◯◯ちゃんも××ちゃんも離れてしまったのね。
仲良しだから不安よね。そう思うのも仕方ないよ。
お友達が出来るかどうかも不安に思っているのね。
心配にもなるよね」
というように、自分の思いを全部肯定するのです。
この、自分との対話を続けると不安な気持ちは落ち着いてきます。
この不安な気持ちが落ち着いた状態で初めて子供と接するタイミングとなります。
自分が落ち着いたら子供にそっと聞いてみましょう
自分が自分の不安に寄り添って落ち着いたら、クラス替えで仲のいい子と離れた当の子供と話をしてみましょう。
「今度のクラス替え、あなたはどう思う?」
と、子供がクラス替えについてどう思っているのか、考えているのかを子供の言葉で話してもらいましょう。
子供が思っていることと親が感じていることが異なることもあります。
親が不安に思っていても、子供は案外ケロッとしていることも多いです。
大事なのは、「子供はどう感じているか」ということで、そこに親の価値観を押し付けないようにしましょうね。
子供がクラス替えのことで不安に感じていたらそのまま受け取りましょう
しかし、クラス替えで子供が不安を感じている場合も当然のことながらあります。
その時は子供の不安な気持ちを自分の口で表現してもらいましょう。
子供がショックを受けていたら時間がかかるかもしれませんね。
自分の思いを子供が伝えてくれたら、ジャッジすることなくその思いをそのまま受け止めてあげてください。
・心配なのね
・友達がいないから不安なのね
というように子供が口にした思いをそのまま繰り返して、「あなたの思いを受け止めています」というメッセージを伝えましょう。
子供が落ち着くまでは、「とにかく大丈夫」「行ってみないとわからない」というような叱咤激励の言葉は控えましょう。
子供は親が自分の感情を受け止めてくれたということだけで深い安心感を覚えるので、自然と前向きな気持ちになりますよ。
子供の適応力を信じてそっと見守り不安を受け止めましょう
さて、クラス替えで子供が仲のいい子と離れた時に限らず、全般的に大事なことは、「その子の適応力を信じて見守る」ことです。
大人からするともどかしいことも当然ありますし、もっと早く馴染んでくれたらいいのにと思うこともありますよね。
でも、子供は子供なりのペースで新しい環境に適応しようとしています。
その方法や求める形が親の思う形とは異なるかもしれません。
親は皆と仲良くして欲しいと思っても、子供は信頼できる数人の友達がいれば満たされていることもありますし、その逆もありますよね。
子供が苦しそうでなければ、その方法は今のその子にとっての正解ですから見守ってあげてくださいね。
まとめ
クラス替えで子供が仲のいい子と離れた時の考え方についてお伝えしましたがいかがでしたか?
子供にはすべてスムーズに事を運んでもらいたいと思うのは親心ですよね。
しかし、子供はいつまでも子供ではありません。
いつかは必ず自分で新しい環境に慣れなければいけない時が訪れます。
小さいうちに親が見守ってくれている環境で試行錯誤することは、子供が大人になってからの自信に繋がります。
親自身が不安を感じながらも、その不安としっかり向き合った上で子供を信じて見守る姿を子供に見せることも、子供にとっては大きな学びとなります。
また、子供の人間関係に悩んだ時、親が周囲に素直に助けを求める姿も子供は見ていて、「自分も苦しい時には周りに助けを求めてもいいのだ」と学びます。
ですから親も一人で抱え込まないで、周囲の人と共に行きていく姿を子供に見せてくださいね。
一見ピンチに見えることを親子で乗り切ってお互いに自信をつけ、さらなる幸せに向かっていきましょう。