怒りを抑える意味がない理由とは?隠れた感情に気付いて対処する方法まとめ

2019/01/11
 
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扉子
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怒りを表さずにいつもニコニコしている人、いますよね。

扉子はまず怒りが出てきちゃうタイプなので本当に羨ましいと思います。

こんな小さいことでイライラしたくない…よーし辞めた!って辞められたらいいですが、そうもいきませんよね。

実は怒りを抑えてしまうと余計めんどくさい事態になってしまいます!

今回は、怒りを上手にコントロールして心穏やかに過ごす方法をお伝えします。

 

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怒りを抑える意味がない理由とは?

 

えっ、怒りを表したくないのに怒りを抑える意味がないって??って不思議に思いませんでしたか?

怒りって感じたくない感情ですよね。

ですから、心穏やかに過ごしたいと思った時に「怒るのをやめよう!」って思ってしまいがちです。

しかしここに罠があります。

怒りの感情は第二次感情と言われていて、実は別の感情が怒りの下に隠れているのです。

ネガティブ感情であることが多いですね。

・悲しみ
・憎しみ
・嫉妬
・恥ずかしさ
・虚しさ、無力感

 

など。

このネガティブ感情を癒さないと、怒りだけを抑えても意味がありません。

一時は上手いことやり過ごしてもまたしばらくすると怒りの感情がちょっとしたきっかけで湧き上がってくるのです。

 

怒りを抑え続けているとどうなる?

 

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怒りの下にあるネガティブ感情を解決しないまま怒りだけを抑え続けているとどうなるのでしょうか。

ネガティブ感情には

・蓄積していく
・集まってくる
・大きくなる

という特徴があります。

不安になることを少し想像してみてください。

家を出る時、玄関の鍵かけたっけ?とふと不安になっただけなのに、戻ろうかそのまま行こうか悩んでいるうちに、

「窓閉めたっけ?」
「火の元消したっけ?」

と全く関係のないところまで心配になってきた経験がありませんか?

この状態で家に戻って確認することなく外出してしまうと、心のどこかに「不安」がずっと居座り、何かにつけふとその不安が心に浮かんできます。

このような特徴を持つネガティブ感情が蓄積されて心のコップを満たしてしまうと、溢れるときに「怒り」という感情になって出てきてしまうのです。

しかも「ネガティブ感情」つながりで怒りは表れているので、全然関係ない出来事で怒り始めるし、その怒っている最中にきっかけの出来事とは関連のないことを引っ張り出して怒ったりもします。

感情は感情で繋がっているのです。

 

怒りの下に隠れている感情に気付く

 

では、怒りをコントロール、マネジメントしようと思ったら、怒りの下に隠れている感情に気付く必要がありますよね。

どうやって気付くと良いのか…?

メモを取ってみましょう!

・こんなこと言われて、こんなことがあって、怒りを覚えた
・その時はこういう対応をした(してしまった、かもしれませんね)

 

ということを簡単で良いので書いていくと、自分でも気が付かなかった思わぬ傾向が見えたりします。

例えば

・特定の人が関連している
・特定の出来事・分野・人間関係が関連している
・自分のバイオリズムと関連している(体調など)

というようなことが浮かび上がってきます。

それを分析してみると、「自分がネガティブ感情を感じやすいシーン」が分かるのです。

このシーンが訪れた時にどうするか、ということを予め少し考えておくととても気分的にも楽になりますし、ネガティブ感情をその場で解消するので怒りにまで発展しないことが増えてきますよ。

 

怒りが抑えられない時の対処法

 

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それでも人間ですから、全く怒りを表さないということは難しい。

しかし「ここでは怒りたくない」と思う場面がありますよね。

そんな時にとりあえずどうすればいいのでしょう?

簡単には、

・その場を離れる
・深呼吸

がいいと言われていますね。

根本的な解決ではないのですが、とにかく今怒りを鎮めておきたい、という時に有効です。

怒りには波があります。腹が立つとき、本当に腹から何か出てくるんじゃないだろうかと感じるときがありませんか?

この「怒りの波」をひとまずやり過ごすことができれば、心にもないひどい言葉を相手にかけてしまったり、もしくは手を上げてしまったり、不必要な意地を張ってしまったりすることを防ぐことができますよね。

もちろん、その場をやり過ごしたならば、怒りのメモに付けておいてくださいね。

 

怒りがコントロールできない病気

 

感情のコントロールが難しい状態になるような病気の時には、怒りもコントロールが難しくなります。

例えばうつ病はイメージとしては「無気力、元気がない」ですが、感情コントロールをしにくい状態になっていることや、ネガティブ感情を感じやすいために怒りを感じることが増えてきます。

他には躁うつ病の躁状態の時にも怒りをコントロールしにくくなります。

そして認知症。これも感情コントロールが難しくなるがゆえに、怒りがそのまま表現される病気です。

初期~中期認知症患者に多い症状だそうです。

 

まとめ

怒りについてお伝えしましたがいかがでしたか?

怒りを抑えるだけでは問題は解決しないばかりか、自分の状態を悪化させることになってしまいます。

怒りを覚える自分を最も許せていないのは自分。

ですからまずは落ち着くために「今怒ってるのね」と自問自答してみましょう。

怒りの下にある本当に解決すべき、気付くべき感情に気付いて、心穏やかすごせるといいですね。

 

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