小人病の俳優がアメリカで多いのはなぜ?日本では有名人の割合が少ない理由も
小人症という病気をご存知ですか?
引用元:Wikipedia
その名の通り、「低身長」であることが症状です。
原因は様々あり、治療して身長が伸びる場合もあればそうならないこともあるようです。
さて、洋画で「この俳優さんすごく背が低いなぁ」という俳優さんをたまに見ますよね。
でも邦画ではほぼ見ないと思いませんか。
小人症の発生率は調べた限りでは日本と海外とでは差がないようなのですが、どうして海外の映画では小人症の俳優さんを見るのに、日本では見ないのでしょうか。調べてみました。
小人症の俳優がアメリカに多い理由
小人症の俳優として有名なアメリカの俳優ピーター・ディンクレイジは身長132センチ。
バンド活動もしています。
テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で主要人物の一人を演じ、多くの称賛を受け、エミー賞助演男優賞(三度の受賞)、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞した。
引用元:Wikipedia
日本では「エマニエル坊や」として有名になったエマニエル・ルイスも小人症です。身長130センチだそうです。
引用元:Wikipedia
この写真で16歳の時ですから、やはり小さくというか幼く見えますね。
2012年公開映画「オズ はじまりの戦い」でも小人症と考えられる俳優さんが出ています。
この動画の2分20秒ごろに登場します。
このように、アメリカでは映画に小人症の俳優さんが出演しているのをよく見ますね。
また、その映画の世界観を創造するのに小人症の俳優さんの存在が欠かせないものになっていたりもします。
ファンタジー映画、SF映画などで活躍することが多いようですね
ではどうしてアメリカでは小人症の俳優さんが活躍しているのでしょうか?
それは、小人症に限らないのですが、例えば四肢を失った方や巨人症など、障害や病気を持った俳優さんの組合があります。
そのような俳優さんを出演させることが出来る仕組みが出来上がっているのですね。
そして、視聴者側にも障害や病気を持った俳優さんを受け入れる風土があります。
両者そろって初めて障害や病気を持った俳優さんは映画やテレビで自身の演技力などを発揮することが出来るのです。
それが、アメリカ映画やテレビドラマで小人症の俳優さんやタレントが活躍している理由です。
小人症は日本の有名人には少ない
小人症の有名人なら、白木みのるさんが有名ですねぇ。
吉本新喜劇などに長年出演されていた方です。
最近では、2014年映画「テルマエ・ロマエⅡ」でラーメン屋の店主を演じています。
私、城紀は
白木みのる先生と城田優さん
が大好きだ😊#白木みのる #城田優 pic.twitter.com/cKm4e6L2o9— 城紀明洋 (@acetotak109) 2019年1月30日
白木みのるさんは身長140センチ。低身長ではありますが、幼くは見えませんね。
なぜ小人症の有名人が日本には極端に少ないか、ということですが。
昔は「8時だョ!全員集合!」にも小人症の俳優さんが出ていたことがあったそうです。
しかし、「善意の抗議」が殺到し、そのような方はテレビに出ることがなくなった…という経緯があり、現在もそれが続いているようですね。
善意の抗議をした人たちは、おそらくそのような方たちが「見世物小屋」的な扱いを受けていると感じて抗議したのでしょうね。
先述のピーター・ディンクレイジは俳優として活動することで演技が評価され、賞を受賞していますから、そもそも俳優として活動出来なかったら評価されることもなかったし、彼の演技を見ることもできなかったし、と考えると、善意の抗議は果たしてその俳優さんの為になっているのかなぁ…と扉子は考えました。
したいことにチャレンジできる世の中がいいのではないかなぁと思いましたね。
まとめ
小人症の有名人と、なぜアメリカに多くて日本に少ないかということについてお伝えしました。
善意の抗議は逆差別になることもある…小人症で俳優になりたいと思った子はどうしたらいいのでしょうか。
アメリカに行くしかないのでしょうか。
邦画に出たいと思ったら??
いろいろ考えさせられますね。一番大事なのは本人の意志じゃないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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Comment
全くその通りだと思います。見た目問題、異質なものと感じてしまう性質が人間には潜在的にあるのかもしれませんが、小人症の人については、アメリカ社会の方がずっと進んでいますね。日本はただ蓋をしたまま先に進んでいない気がします。「ウィロー」というアメリカ映画は1988年公開でした。