百聞は一見に如かずの続きの読み方は?ことわざの由来と意味について
「百聞は一見に如かず」ということわざをご存知ですか?
たくさん話を聞くよりも、実際に見るほうがよいと言う意味のことわざですね。
実はこのことわざ、引き寄せの法則的に言っても成功に導いてくれることわざなのです。
また、続きが言い伝えられており、こちらも成功の道標となる言葉です。
引き寄せの法則を活用したい方に「百聞は一見に如かず」の続きの読み方や由来などについてお伝えします。
「百聞は一見に如かず」の由来
紀元前206年から8年に存在した中国の王朝、前漢のことを記した歴史書『漢書』に「百聞は一見に如かず」の由来となった故事が記されています。
都から遠く離れた辺境の地で反乱が起こり、皇帝からその鎮圧に必要な戦略と兵力を尋ねられた将軍が「自分が現地に赴き、実際に観察したものを地図に描き戦略を練りたいのですが」と申し出たと記されており、これが「百聞は一見に如かず」の由来となっています。
「百聞は一見に如かず」が何故引き寄せの法則に則っているのか?
さて、「百聞は一見に如かず」が引き寄せの法則に則っている理由ですが、様々な解釈ができますが、「一見」という行動を起こすことが最も重要な部分です。
「百聞」、つまり人からたくさん聞くことはある意味受動的なことなのですが、実際「一見」つまり見に行くということは、「それを知りたいから見に行く」という能動的な行動だからです。
引き寄せの法則において大事なことは、願いを明確にすることではあります。
しかし行動することで願いが叶うためにエネルギーが動き出すのです。
「百聞は一見に如かず」の気になる続きと読み方
それでは「百聞は一見に如かず」の気になる続きをご紹介します。
(漢書には「百聞は一見に如かず」の記載しかないので、続きは後世の作という説があります)
百聞は一見に如かず(ひゃくぶんは いっけんに しかず)
百見は一考に如かず(ひゃっけんは いっこうに しかず)
百考は一行に如かず(ひゃっこうは いっこうに しかず)
百行は一果に如かず(ひゃっこうは いっかに しかず)
意味は、
100回聞くより1回見たほうがいい
100回見るより1回考えたほうがいい
100回考えるより1回行動に起こした方がいい
100回行動するより1回成果を出すべきだ
ですね。
これは、成功するための順番を教えてくれています。
聞いて、実際見て、それから考える。
考えたら行動に起こし、成果が出るように行動し、成果を得る。
成果を得ることが目的ですよ、というところまで教えてくれています。
「百聞は一見に如かず」を引き寄せの法則的に解釈して成功するためには
引き寄せの法則でとても大事なことは「自分の願いをはっきりさせること」です。
願いが分からなかったら叶いませんよね。
ですから、「自分にとっての一果」とは何だろうというところを考えましょう。
そしてそのための行動をしっかり起こすこと、行動を起こす前に考えること、ということを教えてくれていますね。
「百聞は一見に如かず」のもう一つの大事な意味
「百聞は一見に如かず」にはもう一つ引き寄せの法則的にも大事な意味があります。
それは「何事も自分の目で確かめてみるべき」という意味です。
他人が教えてくれることはそれはそれで受け取ればよいのですが、
・自分はそれを見て何を感じるのか
・自分はそれを見て何を考えるのか
・自分はそれを見てどうするべきだと思ったのか
というところは自分で実際に見ないと判断できません。
自分の人生は自分で切り開いてこそ幸せを感じることができますから、一番大事にするべきことは「自分の思い」なのです。
自分の思いをしっかりと持つこと、自分の意見をしっかりと持つこと、そのようなことも「百聞は一見に如かず」は教えてくれているのですね。
まとめ
「百聞は一見に如かず」の意味や引き寄せの法則的活用方法についてお伝えしましたがいかがでしたか?
実はもう少し続きがあります。
百効は一幸に如かず(ひゃっこうは いっこうに しかず)
百幸は一皇に如かず(ひゃっこうは いっこうに しかず)
「効」は「果」と同様に捉えるとよく、
100個の成果よりも1つの幸せのほうがよい
100個の幸せよりもみんなのことを考える方が良い
という意味です。
これもまさに引き寄せの法則でみんなが幸せになることを表していますし、幸せになってからみんなのことを考えるという順番もその通り!です。
「百聞は一見に如かず」は奥深いことわざですから、是非参考にして幸せを引き寄せてくださいね。